不動産

【不動産エージェントってなに?】不動産会社との違い・メリットを紹介

不動産会社とエージェントの違い

りょう

注文住宅業界に5年います。不動産に関することはお任せください。

この記事でわかること

  1. 不動産エージェントってなに?
  2. 不動産エージェントに依頼するメリット
  3. 不動産エージェントに依頼するデメリット

これからは『不動産エージェントに物件選びや仲介を依頼することが主流になる』と言われています。

この記事を読めば、後悔ない物件選びをするためには『不動産エージェントに不動産購入の相談をすることが有効』と知って頂けます。

賃貸物件探しや不動産購入を検討している人はまず、不動産エージェントについてこの記事で知ってください。

不動産エージェントとは『取引を仲介する代理人』のこと

不動産エージェントとは、物件選びのお手伝いをサポートし、取引の仲介を代理する人のことです。不動産取引におけるパートナーとも言えます。

不動産エージェントは会社ではなく、個人のことを指します。

不動産は高い買い物ですから、『信頼できる人に相談し、信頼できる人から購入する』ということが鉄則です。

そのため、会社ではなく『個人である』という部分を強く推しています。

不動産会社と違うのは、『会社か個人か』という点

不動産エージェントは、不動産会社にいる営業マンとは大きく異なります。

  • 不動産会社の営業マン ▶ 会社の売上やノルマに追われ、必死で売買をする
  • エージェント ▶ 個人で動いているため顧客優先で売買する

それぞれ詳しく解説します。

不動産会社の営業マンには余裕がない

私も働いているので分りますが、不動産業界はノルマにうるさく、お客様第一に動けません。

契約出来ないと上司に詰められるためしつこい営業になるし、気が合わないと感じたお客様にも無理をして営業をします。

かといって契約したら次にいかないといけないため、契約後はどうしても100%の力を注ぐ事ができなくなります。

悲しいですがこれが現実。営業マンもご飯を食べていくためなので仕方ありません。

『サービスよりも商品を売る』という感覚で動いているのが、不動産会社の営業マンです。

不動産エージェントには余裕がある

不動産エージェントは基本的に個人で活動をしています。

個人で活動しているためもちろんノルマなどありませんし、時間的にも余裕があります。

ですから、顧客の満足度を最優先して不動産取引をサポートすることができます。

『商品を売るというよりもサービスを提供している』という感覚で動いているのが、不動産エージェントです。

不動産エージェントは信頼を頂くことが生命線

不動産エージェントには、会社のような集客力がありません。

そのため、顧客がまた違う顧客を紹介してくれることで収益を得る機会を増やす必要があります。

そのためには信頼が不可欠。

エージェントは『不動産のことなら、頼りになる人がいるから紹介するよ。』と言ってもらえるよう心がけて活動しています。

ポイント

だからこそ、会社勤めの営業マンよりも一層信頼感のある行動をしてくれます。

ときには断ることも信頼を得ることに繋がる

不動産会社の営業マンの場合は契約数が命のため、考えが合わないお客様だったとしても『なんとか合わせて契約しよう。』と必死になります。

これが良くないことで、後々考えが合わなくてクレームになることが多いんですよね。

しかし、我々不動産エージェントとお客様は言わばマッチング。

考え方が元々大きく違う人や、お互いを理解し合うことができない人とはお付き合いをしません。

無理にお付き合いをしても、お互いの不利益になる可能性が高いからです。

不動産エージェントとして全力を尽くした結果でた成果を、しっかり認めてくれるお客様のために働く。

それが不動産エージェントの幸せであり、お客様の幸せにもなります。

米国では不動産エージェントが主流

知っている人も多いと思いますが、世の中にある不動産の大半はどの不動産会社にでも仲介してもらうことができます。

誰にでも仲介してもらえるからこそ、誰に仲介してもらうかが大事です。

仲介してくれる人によって得られる知識や考え方が違うし、それによって得をしたり損をしたりするからです。

米国では物件を探す前にまずエージェントを見つけ、信頼できると確信してからその人に物件探しと仲介を依頼します。

実際、不動産のHPも物件一覧ではなくエージェント一覧が載っている場合が多いです。

それほど、米国では『誰に仲介してもらうか』に重きを置いているということです。

ポイント

大きな金額だからこそ、失敗したときのリスクが大きいです。そのリスクを下げるためには、信頼できる人に仲介を依頼すべきというのが米国の考え方です。

不動産エージェントに依頼するメリット【信頼できる】

個人で経営していくには、信頼していただくことが生命線です。ですから、個人で経営しているエージェントはしつこい営業をしたり契約を急かすことなく、誠実に対応してくれます。

また、個人でエージェントをするぐらいですから、そもそも『お客様のために』という想いが強いです。

会社に頼らず営業できるだけの知識を蓄えており、最大限のメリットを顧客に還元してくれます。

ポイント

昨今は副業としてエージェント活動をしている人も増えてきています。

本業の収入があるエージェントは報酬に対する依存度が低いため、より顧客目線で仕事をしてくれる可能性が高いです。

不動産エージェントのデメリット【安心感に欠ける】

不動産エージェントに依頼する最大のデメリットは、安心感に欠けることです。

大きな買い物を会社ではなく個人に依頼するというのは、やはり不安要素もあると思います。

その不安感を取り除くには、依頼前にエージェントと密にコミュニケーションを取ることです。密にコミュニケーションを取ることで、その人の人格が分かるはずです。

もし密なコミュニケーションを嫌うエージェントがいたら、その人には頼らないほうが良いでしょう。

反対に誠実に対応してくれて、信頼できるようであればその人に不動産取引の仲介を依頼すべきです。

ポイント

これは不動産会社の営業マンに依頼する場合も言えますが、依頼する前にしっかりとその人を見極める必要があります。

不動産エージェントが主流になると言われている理由【信頼が大事だから】

将来の資産価値が大きく下がる物件や、そもそも買ってはいけない物件などが世の中には多くあります。

そんな物件でもノルマを課せられている営業マンなら、『ほしい!』という人がいたら即時に売る段取りをするでしょう。

しかし不動産エージェントは個人。

信頼が大事ですから、しっかりとデメリットをお伝えした上で、それでも購入を検討するか相談します。

また、予算に合わない物件を無理に買わせることも信頼を損ねることに繋がりますから、ライフプランニングといった部分までお手伝いすることもあります。

こういった信頼を積み重ねていく営業スタイルが今後世の中に受け入れられていくのは、当然のことだと思います。

【まとめ】エージェントでも会社でも、信頼できる人に依頼しよう

世の中にある不動産のほとんどは、どの不動産会社からでも購入することができます。

そして仲介手数料は、不動産会社でも不動産エージェントでも同じです。仲介手数料は法で定められている金額だからです。

商品も価格も同じ。

とすると、やはり『誰からどんなサービスを提供してもらって購入するか』が大事なのです。

そう考えた時にあなたが選択すべきは、『良いサービスを提供してくれる不動産営業マン、もしくは不動産エージェント』です。

不動産は資産価値が上がるものもあれば、下がるものもあります。購入時には、あらゆる不安がつきまといます。

それらに対して適切な助言をし、購入後も安心して豊かな暮らしを送ることができるようにしてくれる不動産営業マン、もしくは不動産エージェント。

こんな人に、不動産購入のサポートをお願いするようにしましょう。

最後に、今回の内容を箇条書きにして終わりにします。

この記事のまとめ

  • 不動産エージェントは信頼を大切にしている
  • 米国では物件探しの前に信頼できる不動産エージェント探しをする
  • 今後は日本でも不動産エージェントが主流になる
  • 世の中のほとんどの不動産は、どの不動産業者からでも購入できる
  • 『どの不動産を購入するか』以上に、『誰から購入するか』が大事
  • 不動産購入の際は、信頼できる不動産エージェントを探そう

それではまた。

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